借りた物を返さない人の気持ちが分からない

物を返さないとお金を返さないは違う

【おがさわらアナ】私は物を返さないタイプですから、ちょっとなんとも･･どっちかというと、たぶんそうですね。

【ジェーン・スー】あ、そうですか？･･私も、あの、悪意を持って返さない人って、あんまり知らないですけど･･

【おがさわらアナ】ええ･･

【ジェーン・スー】あの、いい加減だとか、悪気はない、忘れっぽいって言われると、全部自分に当てはまるんで･･ちょっと胸がきゅんとなりますね。



【ジェーン・スー】返してって言えば、返してくれる、そりゃそうでしょう。

【おがさわらアナ】そうなんです。

【ジェーン・スー】なくしちゃったって人も、そうそういないし、ま、ただ･･この話、混在してると思います。

【ジェーン・スー】えー、物を貸して、返さないっていうのと･･お金を貸して返さないは･･本質的には同じ話ですが、実は、でも、分けて考えるべきことで･･

【おがさわらアナ】ああ･･そっか･･



【ジェーン・スー】例えば、物って言うのは、今日、返そうと思ってた、あのＣＤ･･ごめん、家に置いてきちゃった･･ってきますね。

【ジェーン・スー】お金･･財布に入ってるでしょう･･もしくは、ＡＴＭ行けば、すぐおろせるでしょう。

【ジェーン・スー】そんなに、カツカツの、お金の借り方したのか？ていう･･ところもありますし･･お金はね、ホントに早く、返した方がいいし･･

【おがさわらアナ】そう･･ですねぇ。

あげたと思わないとやってられない

【ジェーン・スー】あとはそのぅ･･なんだろうなぁ･･5万以上とかだったら、もう、あげたと思うしか、ないですよね。

【おがさわらアナ】ああ･･それで、返ってこなかったら？･･5万円･･そうか･･

【ジェーン・スー】5万貸してて、よっぽどだと思いません？だって。

【おがさわらアナ】ああ･･そうですね･･うーん･･そっか･･



【ジェーン・スー】なんで、そのお金が必要なの？っていう時点で･･5万、10万になったら、貸した時点で、あげたと思わないと、やってらんないってことは、多々ありますよねぇ。

【おがさわらアナ】そうか、返ってこなかった時に、ちょっとショックというのはもう、ほんとにもう、友人関係に亀裂が入ります。

【ジェーン・スー】そうなんですよ･･いや、金の切れ目が縁の切れ目とか、あと、おかげでもめるとね、人間関係、ぐしゃぐしゃするとか言いますけれど･･



【ジェーン・スー】物も･･程度によっては、そうですよね･･借り･･大事な漫画、貸してたのに、返ってこないとか･･「借りパク」なんて言葉、ありますから･･借りたまま、パクられたっていう･･

【おがさわらアナ】あ･･そういうことね。

【ジェーン・スー】あの人に、貸したら、いっつも、借りパクされるんだよねっていって、どういうことかっていうと･･借りたまま、自分の物にしちゃうという･･

借りパク

【おがさわらアナ】あ、返さない人は、たぶんね、そんなこと、まったく思ってないんだと思うだなぁ･･けっこうね･･

【ジェーン・スー】代弁してるつもりで、言い訳に聴こえますからね。

【おがさわらアナ】ホントね、これを読んで、いや、僕も返す方だって、朝、言いましたけどね･･今、読んでいながら、けっこう返してないもの、あるねぇ。



【ジェーン・スー】ふふふふふ･･何、返してないですかね？

【おがさわらアナ】あのね、僕、知り合いからね、項羽と劉邦てちうね、ちょっと、厚みのある、あの、本ですよ･･

【ジェーン・スー】はい。

【おがさわらアナ】それね･･上下巻、返してない･･あれ、上下･･上中下だったかな？

【ジェーン・スー】上中下。

【おがさわらアナ】3冊かな･･



【ジェーン・スー】どれぐらい、借りてるんですか？

【おがさわらアナ】もう、すいません、10年･･とか･･

【ジェーン・スー】あははは･･それ、借りパクじゃないですか。

【おがさわらアナ】いや、それ、全然、会わなくなっちゃってね、その彼と･･

【ジェーン・スー】ああ･･なるほど･･



【おがさわらアナ】あー、音信不通になっちゃって、ま、その辺、あの、大塚辺りに、住んでるんですけどね。

【ジェーン・スー】あ、全然、近いじゃないですか･･まるで、海外に行った人みたい･･ラジオを、お聞きでしたら、えー、おがさわらわたるアナウンサーに･･

【おがさわらアナ】ルーズな男だと･･

【ジェーン・スー】はい、なんか貸した方･･メールいただければ、項羽と劉邦に限らずですね･･

【おがさわらアナ】上中下、3巻セットでね･･

【ジェーン・スー】いろいろ、おがさわらに貸した物、返ってきてないぞという方、メールをいただければと、思うんですけど。

貸さない

【おがさわらアナ】突然ほら、なんていうんですか、貸した側もね、物だったら･･あれ、今使いたいのに、あいつに貸したままなんだよって、こう思うと、一瞬にして沸点がね･･なんで、あいつ、返さないんだって、なるじゃないですか･･

【ジェーン・スー】でもね、やっぱり、はなさんは素晴らしい人で･･すぐ返す、借りたらね･･で、なんなら、お礼もつけたりする。いや、素晴らしい人ですよ。

【ジェーン・スー】こうあるべき、本当に、こうあるべきなんですけども、そうじゃない人が、たくさんいるのが、世の中というもので、ございますよね。



【ジェーン・スー】同僚、ママ友、友人など、様々な、コミュニティの中で、必ずと言っていいほど、この、返さない人にあたってしまいますということなんですが･･

【ジェーン・スー】私ね･･答えはひとつしかないと思います。

【おがさわらアナ】はい。

【ジェーン・スー】貸さない！



【おがさわらアナ】あら？

【ジェーン・スー】もうね、とにかく、人をコントロールすることは、不可能･･どんな、人であれ、いいことであれ、悪いことであれ、周りの人が、自分の思ったように動くって不可能で･･

【ジェーン・スー】ま、密にコミュニケーションを、とって、そこを帳尻合わせていくとか･･仲良くしてくって、いいと思うんですけど･･

【ジェーン・スー】ま、知人、友人、ちょっと、あまり親しくもない、本音を、すぐ言えない程度の友人とかに･･なんだろう、期待通り、動いてもらおうと思うと、ホントに苦しくなるんで･･

【ジェーン・スー】貸さない･･どケチと言われてもいいから、貸さない。

返して来ない人は、全員に返してない

【おがさわらアナ】貸さないか･･ああ･･

【ジェーン・スー】それしかないと思いますよ。

【おがさわらアナ】貸さない？

【ジェーン・スー】うん。

【おがさわらアナ】貸さない？



【ジェーン・スー】なんですか、困るんですか？人から、借りれないと。

【おがさわらアナ】貸して欲しいですよ･･貸して欲しい。

【ジェーン・スー】ずうずうしいな。

【おがさわらアナ】貸して欲しいんだな。

【ジェーン・スー】わってぃ、ずうずうしいな。

【おがさわらアナ】貸して欲しいな。



【ジェーン・スー】返さないのに、貸して欲しいって、言い続けるって･･

【おがさわらアナ】そうか、女性の中の、コミュニティって、やっぱり、いるんでしょうね、やっぱりね。

【ジェーン・スー】返さない系の人いますね。



【おがさわらアナ】返さない系の人はね･･男でも、そんなことなくない？どうかな？どうですか？

【おがさわらアナ】男って、けっこう、そんなことないような気がする･･

【ジェーン・スー】いや、そんなこと、なくないと思うよ。

【おがさわらアナ】返してない、私が言うのも、なんですけど･･

【ジェーン・スー】男イコール俺じゃないからね、うん。



【おがさわらアナ】まあまあ、男は、なんか、まあまあ、いいじゃないかですまないかな？

【ジェーン・スー】いやいやいや、今、あの、スタジオの中にも外にもいる、男たちが、首をかしげてますけども･･

【おがさわらアナ】全然、そんなことないか･･そんなことないか･･やっぱ、ルーズなんだな、自分はな･･うん、気をつけなきゃな。

【ジェーン・スー】ねえ･･やっぱ、貸さないっていう、方法しかないのは、残念ですけども、ごめん、持ってないとか、困ってる人んとこに、わざわざ、行ったりしないってことですね。



【ジェーン・スー】ま、本当に困ってるんだったら、貸してあげるのも、手かもしれないけども･･

【おがさわらアナ】うーん･･

【ジェーン・スー】あとね、返して来ない人って、あなただけじゃなくて、全員に返してこないですから･･

【おがさわらアナ】あっ、そうね･･

【ジェーン・スー】ちょっと、事前に、様子を見て･･あれ？貸したら、返ってこなそうだなぁって人には、貸さない。

【おがさわらアナ】ホント･･とにかく、結論、はなさんは、ちゃんとしてる。素晴らしい･･私みたいな人は、ダメだ、ホント。

【ジェーン・スー】それ、結論じゃなくて、自分の話しに、戻しただけじゃない。