パーソナリティ:ドリアン助川
回答者:高橋龍太郎(精神科医)
相談者:53歳女性 夫58歳 長女29歳 長男27歳
疎まれ、疲れ果ててしまった
家族や誰に対しても、気持ちが冷めていると相談者。
情みたいなものが無い、血が通ってないと気持ちだと言う。
家族の者が困っていても、親身になれない。
そう感じられるようになったのは去年ぐらいから。
子育ては終了したが、自分の存在は、いい親ではなかった。
心の中が、壊れてしまった。
心が何も感じなくなって、エネルギーがなくなってしまった。
子供に対しても、全力でやってきたのに、もらうはずのない言葉をもらう。
娘からは、妻として、女として、親として最低の人間だと。
息子からは、トラブルメーカー。
夫は、顔も悪い、スタイルも悪い、妥協の結婚だったと。
17歳の時、両親が離婚、母親は姉と妹を連れ、自分だけ置いて家を出る。
自分は置いていかれた人だと言う相談者。
人間に対する、根本的な猜疑心が生まれる。
一生懸命、尽くしてきたのに、疲れてしまった相談者。
感情がもう、乏しくなってしまった。
telephone1242soテレフォン人生相談2016年11月4日 金曜日 更年期真っ只中 家族に何の情も湧かない失感情症に近い症状に悩む https://t.co/rNco5QRVKN 症状の多寡はあるだろうけど 多くの人が、抱えていそうな問題 誰にも言えない、吐き出せない感情 知っておくだけでも違うかな11/04 20:28
更年期真っ只中
更年期で、薬を飲んでいると相談者。
こういう時は、反応が、いろんな形で極端に出やすいと高橋龍太郎。
失感情症に近いような、病的な状態と指摘。
17歳の時の、原体験が、すごく強い。
他人の愛情を惹きつけるため、目の前の対象に必死に喰らいつく子育て。
絶対に失いたくないと、全力投球だった。
ある時までは、上手くいっていたが、20歳を過ぎてきても。
子供を上手く手放さなかったのが失敗。
子供に、嫌気をさされてしまった。
相談や、アドバイスをしてくれる友達もいない。
それで、子供達は、手の平を返すように遠ざかった。
その数年が、エネルギーロスの状態を生んだ。
ゆったりすればいいと、高橋龍太郎。
孤独だったという、相談者に、更年期のことを書いた本や小説を読むことを勧める。
しょい込み過ぎなので、気楽に生きるようアドバイス。
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