祖父が亡くなったのは自殺だったと聞いた、振り返ると原因は自分にあるのではと責任を感じている、このやりきれない気持ちから解放されたいというご相談

人生相談2015-10-12


テレフォン人生相談2015-10-12 月曜日
パーソナリティ:加藤諦三
回答者:大原敬子(幼児教育研究)
相談者:43歳女性 夫51歳 息子13歳 自分の両親は熟年離婚 母方の祖父35年前に自死


読むテレフォン人生相談


35年前に母方の祖父が亡くなっている。当初は死因をはっきりと聞かされなかったが、20年ほど前に知人から、その死が自殺だったことを聞かされる。
6人子供がいた祖父、そのうち長男を小学校1年の運動会の練習で亡くしてしまう。このことを数年前に母から聞いてしまう。

優しくて、いつも可愛がってくれる祖父に対して、自殺する前に「運動会、頑張ってくるね」って電話したことを思い出す。
祖父は長男を亡くしてから、子供の運動会に出向くことがなかったのだが、その苦しみを知らなかった自分。
自殺したのは自分が電話をかけたから、祖父が思い悩んでいた傷に、自分が元気な声で電話してしまい、思い出させてしまった。70代後半だった祖父、病気もしていて、疲れていたこともあったのかもしれない。
引き金は自分ではないか、そう思ってしまった。

この苦しみから、どう逃れられるだろうか。