パーソナリティ:今井通子
回答者:坂井眞(弁護士)
相談者:48歳男性 妻46歳 20歳息子 14歳娘
今年父が76歳で亡くなる 母73歳独居 弟46歳で結婚し独立

今回の内容はちょっと難しかったと思うので勝手に解説してみます
とは言っても、プロではないので間違っていることも多々あるとは思いますが、笑ってスルーしてください
突っ込まれると貝になりますw

まずどうして大変なことになるかと言うと、9000万円という負債(残債がいくらかわかりませんが)は、まだ残っているということです
保証協会へ叔母さんも少しづつ返済しているという点、担保となっている実家が競売にかかっていないという点からも推測できますよね
おそらく倒産した時点で自己破産ではなく任意整理を選択したのだと思います
担保物件が600万の評価しかないのに、9000万円の貸付を行っていることから、時期はバブルの頃でしょう
倒産の時期はバブルが弾けた頃、表に出したくなかった金融機関と、叔母が祖父や兄(相談者の父親)に迷惑をかけたくなかった&息子のためだからだと思います

さて、いとこは自分の父親が亡くなった時、会社が倒産する前ですが、借金を抱えたくないので相続放棄しています
そして倒産した時、役員にも名を連ねていなかった・・・もはや計画的としか思えません
会社は再建するつもりでいて、負債も無し・・・機械もそのまま使っていますから、むしろプラスからのスタートかも

しかし9000万円の負債は叔母がまだ背負っています
その叔母が亡くなった時・・・いとこが相続すると思いますか?
私は思えないですね
相続放棄すると思いますので、この時点で負債は完全に債務不履行となり不良債権として処理されることとなります・・・もちろん担保物件は相談者が代位弁済しない限り競売です

今回、保証協会は600万円を一括弁済したら担保を外してくれると言っています
この機会がチャンスです
ずるずると先延ばしすると、叔母が亡くなった時に大変なことに

身内の為に物上保証人になったケースを知っていますが、手続きが大変です
もしも自分の土地建物を抵当に入れると、勝手に家を建て替えることもできません

坂井眞弁護士は、任意の代位弁済って言っていましたが、そうしなければ相談者の亡くなったお父さん
は住むところが無くなってしまいます
競売にかけられずに良かったというところでしょうか
いとこに話をしてって言っていましたが、あまり期待はできないと思います
そもそも、9000万円の負債については、弁済するつもりがありませんから

聞けば聞くほどw 腹立たしいですが
法律を理解して、上手く立ち回った人間は上手に世の中を渡っていくのです
知らないと、損することばかりですね