妻を亡くし、心に穴が開いてしまった。これからの人生、どう過ごしていいかわからなくなったという相談
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テレフォン人生相談2016年11月10日(木)
パーソナリティ:加藤諦三
回答者:中川潤(弁護士)
相談者:61歳男性 妻7ヶ月前に他界 28歳次女と二人暮らし 長女29歳と長男26歳は自立


ポッカリ空いた心の空洞


7ヶ月前に妻が亡くなり、これからの長い人生、どういう形で過ごしていけばいいのか
子供は3人、別に関係が悪いわけっではない。
ところがもう、子育ても終わって、これからという時期だった

自分の気持ちのもって行きようをどうすればいいのか
妻が亡くなったことが、心に響いており、これが大きい
心の空洞は、子供とか、他の人との付き合いでは埋められない

毎日が、忙しいという相談者。
結婚生活、約30年、思いでがぎっしり詰まっている
この7ヶ月で、ここ最近が、一番寂しいと感じるとのこと

当たり前のように傍に居た妻が亡くなり
もう、いないんだなぁという感じを、最近になって感じてきた

亡くなった時は、妻がいないという現実を、心の中で受け入れられなくて否定していた
どうしても、認めたくない現実を、初めて受け入れだした

仕事をするエネルギーはある
立ち上がれないこともない
でも、気にならないわけじゃない

夫婦喧嘩もしたが、思い出がぎっしり詰まった30年間だった

妻が亡くなり、ポッカリ空いた、心の空洞を、どうしたらいいのだろうか

語りかける


自分はまだ、同じような経験をしていないがと中川潤
自分が本当に理解できるとは思わないがと前置きをしつつ
みんな亡くなることに向かっている、死ぬことに舞うかって生きている

相談者が、そこまで思うことで、逝ってしまった奥様自身は
物理的にはいないけれども
心の中では生きている

センチメンタルな言い方をすれば、いつもあなたを見ていてくれる
そういうふうにしか、思うしかなくて
無理に、悲しい気持ちを抑え込もうと思わないこと

もし、仏壇があるのなら、こういうことがあったと語りかける
それは、けして気休めなんかじゃない
そのことで、心の空洞が埋まるかどうかは、別の問題

悲しみも、いつまでも続くのかもしれないけれど
いずれは、あなた自身も、行く先
いずれは、そこで会おうなという思いで、今の気持ちを大事にするしかない
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