自分の出来る事はすべてする。あとは神様の問題で悩まない。

テレフォン人生相談 2014年9月11日放送分より
パーソナリティ:加藤諦三
回答者:中川潤(弁護士)
相談者:71歳女性 夫死別3年前 40歳息子別居

今回の相談は、相続を放置しておくと大変なことになるという内容です
死別した相談者のご主人がやっておかねばならなかったことを後送りにしたため、相続人でもなかった相談者が相続人に名を連ねることになってしまっています
また息子まで代襲相続人になってしまっているという事態

高齢の義父、認知症だった義母の面倒を長男次男が拒否したことが原因だと思いますが、その後で7人兄弟姉妹で話し合いを設けているのに、口約束だけで合意書なり遺産分割協議書なりを作成していません
色々なケースが考えられ、書面にするのを拒否されたかもしれませんし、そもそも話し合いがうまくいってなかったかもしれません
結果、三男のご主人が亡くなった時には長女以外は誰も葬儀に来なかった・・・高齢だったからかもしれませんが 親族の関係性がかなり希薄になってしまっています

こうなると相続は大変ですね
長男、次男では代襲相続が発生してますし、長女は認知症、次女は目が見えなくなっていて、四男や三女とは連絡をとりあっていない、つまり状況がわかっていないということになります

ご主人が亡くなることでご自分も相続人になっていることに気が付いていない相談者
相続を放棄したいと言っても、そもそものご主人の相続分まで放棄しないでおくという勝手なことはできないため、嫌が上でも話し合いの場につかねばなりません

中川潤弁護士は費用の事を言っていませんでしたが、かなり大変な手続きになることは容易に想像がつくので、反面教師としてご自分の時にはしっかり行っておくか、遺言書を書いておくのが一番かもしれません

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