他人が決められない時、ついイライラしてしまいます。
通算596件目のお悩み相談
ラジオネーム：ラカーさんからの相談
僕の相談は、他人が決められないのに、イライラすることです。
（なるほど）
自分はどちらかといえば決断が早い方です。
メニューを決めるときなどは、ほとんど迷う事はありません。
それは全く問題ないんですが、同伴者がいて、その人が決めるのが遅いと、だんだんイライラしてしまいます。
特にイライラする行動は、以下の通りです。
①決まったと言ったのに、実は決まっていなかったこと。（あるある）
②選択肢を2つに絞ってから、その後、選択肢を広げた時。（いるいる）
③人に意見を聞いておいて、その意見を無視される時。（むかつく）
（ちょっと紙芝居でやりたかったですね。･･そうですね。）
他人が決められない事を改善することは、難しいと思いますので、僕の方が変わるしかないと思っています。
ジェーン・スーさんは、他人が決められないときに、イライラしませんか？
もしイライラするのならば、どのように気持ちを落ち着ければいいか、お知恵を拝借ください。どうぞよろしくお願い致します。
2016年5月27日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『ジェーン・スー生活は踊る』(毎週月-金 11:00-13:00)にて、作詞家でコラム二スト、人生の酸いも甘いもつまみ食いしてきた、ジェーン・スーが、リスナーから寄せられた、シリアスな悩みから、トホホな相談まで、一緒になって考える『相談は踊る』のコーナー。
迷う人にイライラ
【ジェーン・スー】もうね、このご相談･･自分のことかと思いました。
【ほりいみかアナ】イライラ派、ですか。
【ジェーン・スー】はい、わたくし、スーパーイライラ派でございます。
【ほりいみかアナ】ふふふ、ふふふふ･･
【ジェーン・スー】なにを迷っているんだと･･昼に何を食べるかだって、そんなところにリソースを割くなよ。
【ほりいみかアナ】お腹に入ったらみんな一緒っていうね･･
【ジェーン・スー】なんでも一緒･･ほりいさんはいかがですか？
【ほりいみかアナ】あ、私ね、迷うタイプに見えて、すごい決断早いんですよ。
【ジェーン・スー】その心は？
【ほりいみかアナ】なぜなら･･どうでもいいから。
【ジェーン・スー】そう、ほりいさんは、大抵のことが、どうでもいい人。
【ほりいみかアナ】無難が1番見みたいな･･ことですかね。
待たな過ぎる
【ジェーン・スー】あのぅ、ほりいさんの場合は、自己主張を、細かい所でしないことで、周りの人全員が、ほりいさんの言うこと聞いていくというですね、不思議な･･こう、インバウンド型っていうんですかね？･･アウトバウンドでなく、インバウンド型なんですね、こう･･
【ほりいみかアナ】そうですね、巻き込んでいくっていうことですかね。
【ジェーン・スー】そうそう･･わたくしは、本当に･･どうでもいい。
【ほりいみかアナ】うーん･･あ、そうですか？でも、イライラしちゃうんですもんね。私はね、あの、一緒の連れがずーっと悩んでいても、イライラはしないんですよ。
【ジェーン・スー】あ、そうなんですか？
【ほりいみかアナ】はい。
【ジェーン・スー】なるほどねって、聞いていられる？
【ほりいみかアナ】はい、別に、あの、苦じゃないです、その時間はね･･でも、イライラしちゃうんですもんね･･なんで？
【ジェーン・スー】わたくしは、最優先事項が、そのメニュー決めるってことにない、店を決めるってことにもない、これは、完全なる私のわがままだってことはわかってます。
【ジェーン・スー】大抵、十中八九、同行者に怒られます。
【ほりいみかアナ】はい。
【ジェーン・スー】「君は、人を、待たなすぎる」･･遅刻してくるのに、人を待たないという、最悪の人種でございます。
【ほりいみかアナ】なんですぐ、そのボタンを押しちゃうんだと。
【ジェーン・スー】あのぅ、コアレンバーと言いますかね、えー、まあ、あの･･ジェーン・スー士官学校の、上級士官たちはですね･･
【ほりいみかアナ】愛と青春の旅立ち前にですね、やっぱり。
【ジェーン・スー】そうそう･･そうなんです、そう･･そうです、この･･この、スピードなんですよ、わたくし･･
悩む事がエンターテインメント
【ジェーン・スー】例えば、お店を、ハァーイと集まった時にはもう、店はもう、もちろん決まっていて、そこへ行き･･全員が座った瞬間に、ピンポン押す。
【ほりいみかアナ】立派。
【ジェーン・スー】それで、店員さんが来る間に、みんな、ばあっと、メニュー見て決める、これと、これと、これ･･はい、お願いします。
【ほりいみかアナ】素晴らしいですね。
【ジェーン・スー】いいよ、決めて、決めて、うん、どうしようかな？お肉もいいし、お魚もいいし、みたいな人は、ザッシュ、その瞬間に、こう、飲みもの何？アイスコーヒー、はい、3、3、ビール、っていうね･･
【ほりいみかアナ】ああ、気持ちいいですねぇ。
【ジェーン・スー】しかし････そうじゃない、ペースの方も、いらっしゃいますからねぇ。
【ほりいみかアナ】そうですね。
【ジェーン・スー】なぜ、悩んでいるのか、よくわからないんですけど･･ま、向こうも、なんでこんなに早く決めるのか、わかんないってとこなんでしょうね。イライラしますね･･
【ほりいみかアナ】でもあの･･こう、割と悩む女の子達と一緒に行くと･･
【ジェーン・スー】はい。
【ほりいみかアナ】最後までこう、悩むことを、楽しんでる･･じゃないですか。
【ジェーン・スー】そう、そこから、エンターテインメントなんですよね。
【ほりいみかアナ】そうなんです、そうなんです、それも含めて･･なので･･そこは、ちゃんと、一緒に楽しんであげると、いいかもしれないですね。
予想屋になる
【ジェーン・スー】どうやって、じ、実質的には、やっているんですか？
【ほりいみかアナ】えっ？
【ジェーン・スー】その、皆さんが、うん、どうする？って決めてる時は･･ほりいさんは、どうしてるんですか？
【ほりいみかアナ】あ、どっち行くかな･･あ、エビ行った･･みたいな感じで、こう、自分の中で･･あ、エビ？･･あ、行っちゃうんだそっち･･みたいな感じで、ふーん、って聞きながら･･
【ジェーン・スー】予想屋になるっていう、やり方ですね。
【ほりいみかアナ】そうですね、やりますね。
【ジェーン・スー】決まったと言ったのに、実は決まっていなかった人、いますね。
【ほりいみかアナ】いますね。
【ジェーン・スー】あー、決まりましたって、呼んだところで、やっぱ、うーん･･カレイの、煮付けみたいな、どっち･･
【ほりいみかアナ】ふふふ･･
【ジェーン・スー】そのカレイ、あげちゃってみたいなの、ありますよね。
意見を求めて無視
【ほりいみかアナ】なんでしょうかね･･こう、決められた枠の中で、より一層のパフォーマンスをしようと思うから、悩んじゃうんですけね？
もっと、いいものがあるはず、いいものがあるはず、後悔したくないって、思っちゃうんですかね？
【ジェーン・スー】意見を求められて、意見を無視されるってことも、頻繁にありますよ。
【ほりいみかアナ】あります、あります。
【ジェーン・スー】これ、あの、お店の人に対して、やる人もいますよね。
「今日の、オススメ、なんですか？」って言って、聞いて･･それを、頼まない人、いるっていうのね、よくプロデューサーが言ってます。
【ほりいみかアナ】Ａセットです･･じゃあ、Ｃセットでみたいな･･
【ジェーン・スー】ありますよね、なんの為に、聞いたの？っていうね。ありますよねぇ。
【ほりいみかアナ】これ、イライラ、どうします？･･イライラ、しちゃうんですね。
【ジェーン・スー】これねぇ･･まあ、ひとつは、イライラしない･･あのぅ･･中･･士官学校の人達って、その人達と、行動するっていうの、あるんですけど、まあ、そうすると、強要範囲がね、人間、どんどん、狭くなってきますので･･
【ほりいみかアナ】うん。
トイレかゲームか
【ジェーン・スー】ま、修行と思うしかないですねぇ･･あとは、トレイに行くか･･私、何って言ってから、トイレ行っちゃいます。
【ほりいみかアナ】そうですね、「あ、Ａセット頼んどいて、トイレ行ってくるから」っていうことですか。
【ジェーン・スー】そうそう、で、トイレに行ったり、外に電話をかけに行ったり、もう、スマホの一ゲームでもやってくださいよ。
【ほりいみかアナ】あぁ、そう、で揉めてるあいだね。
【ジェーン・スー】そうです、そうです。
【ほりいみかアナ】有効な、時間の使い方をするということですかね。
【ジェーン・スー】あの、もう、待ってると、やっぱりどうしても、理解しがたいことがあったりするので、でもね、この方、まだマシですよね、私なんか本当に、「ねえ、この店、いいんじゃない」って言った瞬間に、「君はもう、店に入っている」って言われますからね。
【ほりいみかアナ】そうでしょうね。もう帰るとこまで、全部ね、考えてらっしゃるんで･･
【ジェーン・スー】、いや、ん･･ちょっとね、やっぱり、ん･･ラカーさんの気持ちは、よくわかる。しかし、私たちは直さなければいけないのだ。だから、席を立とう･･
【ほりいみかアナ】いいと思いますよ。
【ジェーン・スー】トイレで個室は入って、スマホ、1ゲーム･･アプリ、1ゲーム、なんかして･･帰ってくる･･会計の時にやってね、あの人、払わないフリしてるんじゃないのって言われるよりは、いいと思いますね。
【ほりいみかアナ】はい･･