兄と父の遺産相続裁判で和解したが、その後内容が守られずに執拗な兄の嫌がらせが始まってどう対処すればいいでしょうかというご相談です
テレフォン人生相談2015-9-25 金曜日
パーソナリティ:今井通子
回答者:坂井眞(弁護士)
相談者:61歳女性 同居長女37歳 結婚し独立した長男34歳 兄65歳生活保護(内縁の妻・成人している男性の連れ子) 姉63歳(夫65歳位・長男23歳位) 2年前に亡くなった父享年91歳 13年前に亡くなった母享年75歳
実兄の嫌がらせについての相談
生活保護で暮らしている兄は、内縁の妻とその連れ子成人男子と県営アパートに住んでいる
姉は、兄からの危害を恐れて、居場所を押してくれない
13年前に母を亡くしてから実家で一人暮らしの父
兄は父の年金をあてにして、年金が入ると実家に転がり込み
年金を使い尽くすと相談者に父親を投げて、住まいに帰る生活
父は子供の面倒をみるのが当たり前と思っており
金銭的に兄の面倒をみていたが
実家の土地と建物は残したいと、相談者が相続するよう公正証書で遺言書を作成
父が亡くなって、兄に遺言書を見せると
家庭裁判所に遺留分減殺請求の申立てをする
遺留分として相談者が50万を支払うことを条件に
遺言書を兄が認め、今後一切交渉を持たないことで和解する
しかし4ヵ月後、息子が実家で住むためにリフォームしていると
合鍵を使って勝手に入ったようで
息子に電話で、それなりの援助をしたから金を払えと脅迫してきた
最近では、手紙で金を払えと言ってくるので
裁判所や警察に相談するも、何もできないとのこと
弁護士にも相談するが、警察へ行ってくれと堂々巡り
兄の嫌がらせに、どう立ち向かえばいいのかという相談
坂井眞弁護士が、相談者の姿勢を評価
ただし、証拠が不十分
脅迫や恐喝未遂の実態がないといけない
監視カメラや電話の録音等、証拠を集めないと難しい