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通算595件目のお悩み相談(運動音痴で悩む、30代の男性からの相談)
31歳男性、恋するゆうすけちゃんからの相談

今回メールさせていただいたのは、運動音痴で悩んでいます。
(ふんふん)
どのくらい、運動音痴かというと、まずキャッチボールができませんし、鉄棒の逆上がりができません。
(わたしも)
僕自身は、映画鑑賞や読書などが好きな、インドア派の人間だと思っています。
ただ、体を動かすこと自体は嫌いではありません。
サイクリングは好きですし、スポーツジムで筋トレをしたり、ランニングマシーンで走ったりすることは好きです。
球技や、団体競技や、鉄棒やマットを使ったスポーツなどが苦手なんです。
こういう男は、女性から見て、やっぱりダサイとか格好悪いと思われるものなんでしょうか?
今は全く予定にありませんが、将来結婚して子供ができたときに、その子供は、父親のことをどう思うか気になって、結婚する気も、子供を作る気もなくなってしまいます。
結婚するのにそういうことを気にするのは、気にしすぎなんでしょうか。
スーさんや、パートナーの方の、忌憚のない意見をお聞かせください。
よろしくお願いします。

2016年5月26日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『ジェーン・スー生活は踊る』(毎週月-金 11:00-13:00)にて、作詞家でコラム二スト、人生の酸いも甘いもつまみ食いしてきた、ジェーン・スーが、リスナーから寄せられた、シリアスな悩みから、トホホな相談まで、一緒になって考える『相談は踊る』のコーナー。

運動に対するネガティブな思い


【ジェーン・スー】運動音痴とおっしゃっても、えー、球技や団体競技や、鉄棒、マットなどが苦手なだけで、サイクリング、スポーツジムの筋トレ、ランニングマシンで走ったりすることは好きということで・・

【ジェーン・スー】うーん・・そんなに気にしなくてもいいんじゃないのと、思わず喉まででかかるんですが・・私も逆上がりができないまま大人になったんですよ。

【はすみのりゆき】え?



【ジェーン・スー】すごいやっぱり、みんなができることが、明確にできないっていうのが1番最初にあったんで・・

【はすみのりゆき】はあ、逆上がりねぇ。

【ジェーン・スー】そうなんです、あと、えー・・ジョギングとは言わないか、マラソン?小学生の・・あれも、飛び抜けて遅いってことがわかって・・

【はすみのりゆき】ええ。



【ジェーン・スー】非常に、運動に対しては、ま、ネガティブな思いを持ちながら、育ってはきたんですけれども・・まあ、私は逆に、まだ球技とかの方がね、楽しかったかなぁ・・走ったりがダメだったな・・はすみさん、いかがでした?

【はすみのりゆき】私はそうですね、球技は・・全般的に好きですね。ただ、マット運動、鉄棒、その辺はねぇ、まあ、苦手なまま来てますよね。



父親としての役割


【ジェーン・スー】うん、お子さんを実際にもたれて、まあ小学校、中学校ぐらいまでは・・中学になるともうないか・・やっぱり小学校時代、お父さんかっこいいとこ見せたいじゃないですか。

【はすみのりゆき】はい。

【ジェーン・スー】その時にやっぱり運動?さっき言ってたキャッチボールとか・・

【はすみのりゆき】ええ。

【ジェーン・スー】自転車の乗り方とか・・

【はすみのりゆき】はい。

【ジェーン・スー】いろいろ・・見せるシーンがあるわけじゃないですか。

【はすみのりゆき】そうですねぇ。

【ジェーン・スー】どうなんですか?マット運動しないにしても・・まあ・・



【はすみのりゆき】はい・・やって見せる、お手本になるっていうのも、ま、父親としてひとつ、役割を担えるんですけど・・あとは、そのぅ、カラダで表現できなくても、教え方とか、コミュニケーションの取り方が旨ければ、必ずしも自分が運動音痴だからといって、すべて息子達がね・・できないまま終わるとも思わないので・・

【ジェーン・スー】うんうん。

【はすみのりゆき】そこはねぇ、あのぅ、丁寧に、教えてやるようには気をつけてますけどね。で、実際に自転車も今、年中の後半あたりから、補助輪なしで乗れるようになったんですよ。

【ジェーン・スー】うんうんうん。

【はすみのりゆき】それから、でんぐり返し・・できますし・・ただ鉄棒の逆上がり、壁だなぁ。

【ジェーン・スー】うーん・・



【はすみのりゆき】でも、どう接するかですよねぇ・・だからこの最後、メールの最後に、結婚した・・後・・お子さんを、作る時にとか、女性はどう思うのか?って・・思ってますけど、これ、女性・・としてね、男性で、運動音痴なんだって、自称している方・・

【ジェーン・スー】はい。

【はすみのりゆき】に、対しては、ま、スーさん、運動苦手と・・

【ジェーン・スー】はい、はい。

【はすみのりゆき】公言されましたけれども、どうですか?印象として・・



気にしてる男、めんどくせぇ


【ジェーン・スー】えっとね、運動音痴の男の人に対しての、私の、個人的な、超個人的な意見ですが、へへへへ・・恋するゆうすけちゃんには、ちょっと厳しいかもしれないですけど、運動音痴気にしている男、すごい大変。

【はすみのりゆき】はははは・・ふふふふ・・

【ジェーン・スー】全然こっち、気にしてないのに、運動音痴であること・・

【はすみのりゆき】あ、そっちか・・ああ・・

【ジェーン・スー】運動音痴である自分に対して・・すごい過敏になっている人ってのは、大人になっても実はいるんですよ。

【はすみのりゆき】ああ・・



【ジェーン・スー】えー、ちょっと待って、別によくないって、こっちは思っているんだけども・・本人はすごい気にしてるのは、わかっているので、そうも言えないし・・なんだろ、例えばさ・・

【ジェーン・スー】球技もそうだしさ、あとスキーとかさ、あとなんだろうなぁ・・なんか、卓球とかは、もうそうだしさ・・

【はすみのりゆき】はい。

【ジェーン・スー】もう、ホント、しょうもない日常生活レベルでの遊びだったり、なんだったり、本人はあるんでしょう、子供の頃のちょっとしたトラウマ的な何かが・・

【ジェーン・スー】だと思うんだけども・・できないことにイライラしていたりとか、落ち込んでいたりとか・・うわっ、どうしよう、みたい、これ、どう対応したらいいの?っていうのが・・めんどくせぇ・・



気にし過ぎ


【はすみのりゆき】ああ・・もしこれ、運動がね、苦手な者、同士だったら、逆に、こう、共通点として、あ、この人だと、逆に安心できるっていうの、あります?

【ジェーン・スー】うん、うん・・どっちでもいいかな。

【はすみのりゆき】あ、もう、どっちでもいいとね。



【ジェーン・スー】うん、ただ、あのぅ・・なんだろう・・例えばね・・女性の方で、相手が運動音痴ってこと気にして・・

【はすみのりゆき】うん。

【ジェーン・スー】そういう人はやっぱり、ダサいなって思う人がいますか?って言われたら、そりゃいるでしょう。

【はすみのりゆき】うーん・・



【ジェーン・スー】でも・・なんだろうなぁ・・仕事ができないことを、ダサい、カッコ悪い、と思う・・人もいるでしょうし・・なんだろう・・ま、とにかく、誰もが、これは欠点だと思うことを・・ダサいとか、カッコ悪いとか思う人は、絶対にいるし・・

【ジェーン・スー】下手したら長所だと自分で思ってるところを、ダサい、カッコイイと思う人はいるし・・もう、全体を覆う、東京ドームみたいな、天候に対応するドームは作れないんで、無理でーす。



【はすみのりゆき】ですよね・・逆に、運動が苦手だったら、それに代わる何か趣味とか・・得意なものがあると、いいですよね、例えば、カラオケ行ったら、この人カラオケ超うまいとか。

【ジェーン・スー】そうそうそう・・だから、恋するゆうすけちゃんにお伝えしたいのは、本人はすごい気にしているところだと思うので、多分これを気にしないでっていうのは、すごい無駄なことだと思うので、言わないんですけど、あの気にしている・・

【ジェーン・スー】こと自体よりも、あの、気にしてないよという人の前で、いやでも、気にしてるしって言うのは、やめといた方がいいし・・効率いいよっていうのが1つと・・

【ジェーン・スー】 あと、え・・もし子供さん・・ができたとして・・子供さんは、すごい・・運動が、上手だったら、それはそれで、すげぇなぁ俺の子なのにっていう話しになるし・・

【はすみのりゆき】はい。



【ジェーン・スー】できなかった時に、「えっ?なんでできにの?」って言われる方が子供としては辛いと思うので、「えっ?だって、これは普通にやればできるでしょう」っていう、「いや、その普通ができねぇし」みたいな、方が沢山いらっしゃると思うので・・

【ジェーン・スー】そういう意味では、いいお父さんになれるという、物事は、とにかく考え方というか、本当にね、すべての物事は、本人の捉え方次第っていうことが、実は大きいっていうのを、中学ぐらいで、習いたかったですけど・・

【ジェーン・スー】結構大人になんないと、習えなかったというか、学べなかったことだったので・・



【ジェーン・スー】えーっと、質問なんだっけ?質問は、スーさんやパートナーの方の忌憚のない意見をお聞かせください。結婚するときに、そういうことを気にするのは、気にし過ぎでしょうか?

【ジェーン・スー】ま、気にしすぎだけど、気になっちゃうなら仕方ないけど・・気にし過ぎか、気にしすぎじゃないかっていったら、気にしすぎだよ。

【はすみのりゆき】ふふふ・・