歳下の彼氏.jpg


通算591件目の悩み相談(15歳年下の大学生の彼氏と付き合っています。加齢を切実に感じており、いつまでもつのか怯える日々)
水曜日のゆかさん、35歳の女性の方からの相談

私は35歳、 15歳年下の20歳の大学生の彼氏がいます。
スーさんのお知り合いには、かなり年齢差のある、年下男性と、ご結婚された方がおられ、しかしその方たちは、全員が、化け物のように若いとの事。
(そうなんですよ・・)
私も生来の童顔で、彼と並んでいても、今は15も歳の差が、あるようには見えないと思います。
しかし、童顔が、一体あと何年もつものか、日々怯えています。
さらに、見た目が多少、若かろうとも、私自身は日々、もう20代の頃とは、違うという加齢を切実に感じており、寝起きの顔色の悪さはひどいし・・
(わかるよ!)
しみも、いっぱい出てきたし、体力は落ちに落ち・・そのうち、加齢臭も、白髪も出てくることでしょう。
(ピポピポン)
彼が、私を好きでいてくれるのは・・彼の性格的に、今、彼の周りにいる、若い女の子がキャピキャピして、頼りなく見え、甘えさせてくれるような、落ち着いた女性が好みである・・という理由からだとわかるのですが・・そんなものは、あと数年後、社会に出れば、こんなに年上でなくても、周囲にいくらでもいる存在になります。
彼は、ユキ(元ジュディマリ)は、40超えても、あんなにかわいいんだから、大丈夫だと、簡単に言うんですが・・
ユキと比べられても、わたし的には、ちっとも大丈夫ではありません。
(そりゃそうだね)
スーさんの知人の方々は・・そういった気持ちと、どのように、折り合いをつけていらっしゃるのでしょうか?

2016年5月20日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『ジェーン・スー生活は踊る』(毎週月-金 11:00-13:00)にて、作詞家でコラム二スト、人生の酸いも甘いもつまみ食いしてきた、ジェーン・スーが、リスナーから寄せられた、シリアスな悩みから、トホホな相談まで、一緒になって考える『相談は踊る』のコーナー。

意外とない話しじゃない


【ジェーン・スー】これですねぇ、私はあのぅ、友人の方でも、10ン歳、15歳はさすがにないけど、10ン歳離れて、結婚された方が、何組か、いらっしゃるんですが・・

【ほりいみかアナ】ええ。

【ジェーン・スー】どっちかっていうと、あんま、気にしない系の・・人かな・・そのぅ、気にしてたら、なかなかそこまで、いけない・・もちろん、年齢差を感じることもあれば・・

【ジェーン・スー】流行ってたものとかが、全然違うんで、そういうとこで、年齢ギャップあるよなんて・・言ってますけども、言ってますけども・・基本的にはやっぱり、なんだろう・・



【ジェーン・スー】10歳以上、一回り以上、年下の相手にも、素直に甘えられたりとか・・歳の差、あんまり関係ないよね、みたいなことを、言える・・いやいや、若いのも、ホント、申し訳ございませんみたいにならない・・

【ジェーン・スー】タイプの女性なのでぇ・・水曜日のゆかさん、そうなっちゃったんですかねぇ・・

【ほりいみかアナ】うーん・・

【ジェーン・スー】20歳の大学生の彼氏がいて・・あまりに恋愛観違いますかね、たぶん、20歳とは・・



【ほりいみかアナ】うーん、どうでしょうね、でも、20歳の子の大学生の子が、35歳を好きで、一緒になってるわけですよね・・あの、そういう人って、たくさんいますからね。

【ジェーン・スー】そうですね、意外とない話しじゃないのが、また、怖い話しなんですよね。

【ほりいみかアナ】年上が好きとかね、そうそう、よしだみわさんも、そうですしねぇ。

【ジェーン・スー】そうなの・・芸能人と比べても・・メンテにかけてる費用が違うの。

【ほりいみかアナ】あと、こゆきさん・・あとほら・・あとほら・・え?・・じゃ、メンテかけてないというと、うつみけいこ師匠とか・・

【ジェーン・スー】あはは・・まあね、たしかにね、うん。



社会に出てからが勝負


【ほりいみかアナ】でも、ほら、男性でもやっぱり、年上の女性が好きっていう人、本当に、いるじゃないですか・・そこはもう、寄りかかっちゃってもいいかもしれませんよね。

【ジェーン・スー】たぶん、水曜日のゆかさんは、すごい・・失恋を・・例えば、自分より若い子とかに・・乗り換えられて・・するのを、今から怯えているんじゃないかな?

【ほりいみかアナ】ねえ、傷つくことをね、そうかもしれないですね。



【ジェーン・スー】そりゃあ、20歳の男の子だもの、彼にとっての永遠って、多分、こっちにとっての1年ぐらいだよ、体幹的には・・日々ね、朝起きた時に、本当にね、酷い顔をしている自分とかっていうのも、見せたくないなと思う事もあるだろうし・・

【ほりいみかアナ】うん。

【ジェーン・スー】彼の「大丈夫」なんて、何ひとつ信じらんないと思う事もあるだろうし・・別れるのも・・

【ほりいみかアナ】まあ、会社に出てから、ちょっとが勝負でしょうね。

【ジェーン・スー】そうですね。



ポイントは女50


【ほりいみかアナ】年上の、いい女がいるっていうところがね・・でもそれ、もっと年を経て・・40と55、ぐらいだと全然・・あのぅ、歳の差、縮まりません?・・男性40と、女性55・・

【ジェーン・スー】私は、ポイントは50だと思ってる。女の50、男の35っていうのを・・どう乗り越えるかだと思いますね。

【ほりいみかアナ】そうですねぇ、その年代、ね、ポイントがありますよねぇ。



【ジェーン・スー】男の35って、やっぱり・・まだまだ、これから人生、拡張していくでしょう・・まあ、5年で、そうな・・そうじゃなくなってくるんですけど・・カーンってなるんですけど・・いう時期じゃないですか。

【ほりいみかアナ】うん。

【ジェーン・スー】で、女性の50って、やっぱり、じゃあ、どう自分の人生を、あの・・なんだろう?・・形作ってきたものを残し・・

【ジェーン・スー】老後とは言わないけど、まあ、折り返し地点っていう、意識はあると思うんですよ。



【ジェーン・スー】そこの意識の差を、どう乗り越えるかじゃないかなぁと、思うんですが・・まあねぇ・・どうなんだろうなぁ・・

【ジェーン・スー】これさ、でも40・・と・・25?

【ほりいみかアナ】うん。

【ジェーン・スー】とかだったら、またちょっと、違ったんだと思ったんですよねぇ・・社会に既に出てると・・

【ほりいみかアナ】ああ、そうですね。



先を考えず楽しむ


【ジェーン・スー】もう、20歳の大学生の子にとったら・・もう、35の大人の女と付き合っている俺、サイコーみたいになってるわけです。

【ほりいみかアナ】うん。

【ジェーン・スー】わかるなぁ、その・・溺れたことによって、そこでこう、全部なくした時の自分のショックとかって、すごい女子大生とかにもってかれちゃったら・・キャァー・・ほりいさん、どうします?



【ほりいみかアナ】うん・・うん・・えっ?・・

【ジェーン・スー】自分だったら?

【ほりいみかアナ】えっ?・・あっ・・うーん、どうでしょう?・・いや、でも、こう言って・・くだ・・くれてるので、今、こう、楽しんだ方が、いいんじゃないでしょうかね。



【ジェーン・スー】だよねぇ・・私もそう思ってた。

【ほりいみかアナ】うん、そうそうそう・・

【ジェーン・スー】先、考えずに・・

【ほりいみかアナ】そうなんですよ、ちょっと私達も、先を考える癖がついてますのでね、やっぱ、30過ぎたあたりからね。



折り合いなんかつかない


【ジェーン・スー】はぁい・・そうです、30後半、40くらいからじゃない?

【ほりいみかアナ】ねぇ、で、またこうちょっと変わってきて、40、50になると、今が、良ければいいんじゃないかなって思い始めてきましたので。



【ジェーン・スー】ほりいさん、特に若い頃から、計画的にね、やってらっしゃいましたけど・・

【ほりいみかアナ】はぁい・・ええ・・

【ジェーン・スー】今ね、ホントに・・



【ほりいみかアナ】ええ、今、今日でいいなと、思います・・今日が楽しければって思うので、彼に寄りかかってみても、いいんじゃないでしょうかねぇ。

【ジェーン・スー】そうですね、35過ぎて、大きな・・恋愛の思い出が、若々しくできるのも、いいと思いますので・・

【ジェーン・スー】折り合いなんか、つくわけないじゃん。