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582本目のお悩み
ラジオネーム:T416さん、40歳男性の方

相談内容ですが、控えめに言っても、それなりに体臭のする社員に、注意というか、気づきを与えたいと思っているんですが、どのようにして伝えるのがスムーズでしょうか?
体臭のタイプですが、加齢臭を煮詰めた感じといいますか・・形容しがたい、なんともユニークな匂いが致します。
そして体臭問題で、よくあることかもしれませんが、本人は気づいていないと思います。
仮に、その社員をA君としますと・・A君は、24歳男性・・彼女は、いたことがなし・・人付き合いが苦手で、他の社員とも、仕事以外のコミュニケーションは、皆無で・・定時になると、速攻で帰ります。
そんなA君なので、「おい君、おいにきついぜ」なんて、フランクに伝えることもできず、困っています。
A君は、基本的には社内勤務ですが、稀に客の前に立つこともあります。
その場合は、お客様に迷惑がかかり、尚且つ、会社の信用も毀損される恐れがあります。
一歩間違えると、パワハラになることも重々承知しておりますが、ちゃんと伝えた方が、会社、ひいてはA君の為にも、良いのではと考えております。
どのように注意をすれば、A君は傷つかないのか、そもそも、注意しない方がいいのかも含めて、アドバイスをください。
お願いします。

2016年5月9日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『ジェーン・スー生活は踊る』(毎週月-金 11:00-13:00)にて、作詞家でコラム二スト、人生の酸いも甘いもつまみ食いしてきた、ジェーン・スーが、リスナーから寄せられた、シリアスな悩みから、トホホな相談まで、一緒になって考える『相談は踊る』のコーナー。

臭い問題は難しい


スーさん:さあ、臭い問題、なかなか難しいですねぇ。

おがさわら:こりゃ、難しいでしょう。

スーさん:自分だって、臭ってるかもしれないと思ったら・・

おがさわら:それはありますよ・・



スーさん:この疑心暗鬼、なかなか抜けられないですよね。

おがさわら:40歳男性、臭いますよ、私も含めて、私も、だいぶ臭いますもん・・これマジ・・

スーさん:やめてくださいよ・・

おがさわら:これからスタジオ、大変ですよ・・



スーさん:お昼時にね・・

おがさわら:あ、ごめんなさい、ごめんなさい・・



感じ方は人によって違う


スーさん:いやいや、えー、24歳の後輩・・ま、部下ではないんでしょうけどね・・

おがさわら:うん・・

スーさん:うーん、他の社員とも、コミュニケーションがないから、注意をするのも、なかなか難しいということなんですが、そもそも・・T416さんが・・非常に臭いに過敏な・・可能性というのも、一つ・・可能性としては考えらえるじゃないですか・・

おがさわら:ええ・・



スーさん:もしかしたら、会社の上の人は・・全然気にしてないかもしれない。

おがさわら:あ、そうそう、そうそう、それはあるかもしれませんね。

スーさん:臭いにね、気になる度合って、人によって違いますから・・



おがさわら:それは、全然、気にならないけどね、っていう人もね、ま、だいたい、臭いに・・は、ありますよね。

スーさん:だから、まずは、別に、陰口をたたくとかということではなく・・ホントに、A君が・・体臭がきつい・・と、みんなが感じているのかを・・確認する・・

おがさわら:まずはね。

スーさん:のが、先じゃないかなと、思うんですよ



ハラスメント


おがさわら:なるほど、そうですよね・・そうそう、それはありますよね・・

スーさん:うん・・

おがさわら:みんなどうだ?ということで・・

スーさん:そうそう、そうそう・・



おがさわら:ちょっとね、あの、ひそひそ、彼を差し置いて、ひそひそするのはアレですけれども、まあ、仲間内でね、ちょっとね・・

スーさん:そうですね・・

おがさわら:話しは、してもいいかもしれませんね・・



スーさん:うん・・で、注意するかしないか問題なんですけど・・ま、会社の信用の毀損っていうのもね・・ないとは言えないし、パワハラの可能性って、難しいとこだよね・・

おがさわら:そこは今はありますよ、もう十分にこれはありますよ、パワハラは・・

スーさん:でも、パワハラ、いわゆるハラスメントっていうのは、関係性で、の間に起こるものですから・・と、私は解釈してるんですよ・・この言葉を言ったら、全員、パワハラになるとか・・こういうこと言ったら、必ず問題になるような杓子定規なものではないと思うんですよ・・



スーさん:関係値がある間であれば、同じ言葉を使っても、ハラスメントにはならないっていうことが、十分にあると思うので・・まずは・・A君と仲良くなることが・・

おがさわら:これね、そうなんですよね・・たぶん、24歳ですから、入ってまあ、間もないんでしょうね・・でもね、彼女はいたことがないらしいと・・人付き合いが苦手だと・・定時になると速攻で帰る・・



仲良くなる


おがさわら:まあまあ、情報は、知ってますから・・まあ、なんかね、あの・・うん、そうですよね、どうやって仲良くなったらいいと思いますか?

スーさん:まあ、お前、いつも定時に帰るけれど、その後、何してるの?みたいなこと言うと、プライベートの詮索ですみたいに、なっちゃうのかな?

おがさわら:なるんじゃないですか・・だから、要は、終わって速攻で帰るってことは、じゃあ、飲みに行こうぜっていうのは、私は参加しませんよっていう、意思表示ですから、そういうのには、参加しないんでしょう、A君は・・



スーさん:そっか、じゃあ仕事で、まあ、仕事は仕事・・そこの関係の人と仲良くなんかなりたくないという人は、いますからねぇ・・

おがさわら:内勤だから、一緒にお昼ご飯食べるとか・・

スーさん:そうかな、まずは、そこからかな。



おがさわら:そういうことかな・・

スーさん:お昼を一緒に行くというのが、一番無理はないかもしれませんね。



自分で気にしている可能性


おがさわら:難しい、でもこれあの・・注意した方がいいのか、あるいは、そもそも注意しない方がいいのかも含めて、アドバイスをくださいってことですから、我慢できるんだったら、注意して欲しくないなっていうのが、臭いは・・

おがさわら:こっちが、我慢すればいいんじゃないっていう、気は、するんですけどね・・どうかなぁ・・



スーさん:うーん・・本人が、気付いてないっていうことも、これ、確証ではないですからね。

スーさん:もしかしたら、すごい自分で気にしていて、誰にも相談できず、人とコミュニケーションがとれなくて、速攻、会社終わった後、帰ってるかもしれないし・・

おがさわら:うん・・そこを、自分でもちょっと、臭いに気付いて、ああ、ちょっといけない、いけないって、ちょっと会社から、出ようって思ってる可能性も、ないかな・・



スーさん:いや、そうだと、可能性がないとは言えないと思いますよ。

スーさん:臭い気にしてる人だって、本当に気にしてるから・・映画館、夏に行くのだって、本当にちょっと、はばかれる人だっていますからね、自分で・・

おがさわら:そうだと思いますよね・・そう、夏はすごく、気にするんだと思いますよ・・気にする人は・・



みんなも我慢してるかも


スーさん:だから、注意するかしないのかっていうよりも、仲良くなって、話しを聞く、で、それを、あと・・仕事の後だとね、ちょっと、負荷が高いから、お昼・・か・・

おがさわら:あとはね、臭いってあの、体調によるので・・体調大丈夫かと・・お前ちょっと、なんか、体調大丈夫?って言って・・なんでですか?って言われて時に、いや、やっぱり、カラダの臭いとかって結構、そういうの、あるらしいから・・

おがさわら:ちょっと、大丈夫か?っていうこともありますよね・・それをきっかけに・・



スーさん:言われると、厳しいね、これどうすればいいかね・・

おがさわら:いや、厳しい・・

スーさん:いやぁ、難しい・・



おがさわら:我慢できるなら、我慢しようよって・・みんなたぶん・・そう、T416さん以外にも、そう、思ってるけど、我慢してるんですよね・・でも、いい先輩ですよ・・うん、本当にね、彼の為になんとかっていうね・・

おがさわら:客・・の為になるし、会社で信用も・・その事がもし元だったら、本当に彼も、立ち直れないでしょうから・・

スーさん:そうね、でもまあ、仲良くなって、話しを、できるようになってから・・



おがさわら:男同士はまだね、言ってもギリギリ、大丈夫かもしれないと、僕は、思いたいですよね、男同士なら・・

スーさん:なるほど・・それ、わからんなぁ・・