テレフォン人生相談2015-6-29 月曜日
パーソナリティ:加藤諦三
回答者:塩谷崇之(弁護士)
相談者:62歳男性 独身 15歳から大工として47年働いてきた
加藤諦三氏の〆の言葉「忘れてならないことは、心の資産です」
だからと言って、お金に執着しているわけでもない
もともと、自分の退職金の為のお金を定期預金として積み立ててくれていたことがうれしかったのでしょう
もちろん、もらえるかもという気持ちもあったとは思います
47年も棟梁として、慕ってきてもいたわけですから
そういう繋がりがあると、思ってたんですよね
退職する時に、今まで「ありがとう」と
いくばくか、気持でもいいから貰えていたら
きっと、話しは違ったんだと思うんですが
独身で、ずっと働いてきたのだから
むしろ社長や奥さんが、家族みたいなもんだったんだろうと
思わなくもないです
法律を盾に、ドライに考えるのもいいですが
これまでの付き合いを考えて
人としての繋がりを、この社長には大切にしてもらいたいですね
もらえるとは思っていないと
頭では理解していますが、47年!
ほぼ半世紀も、働いてくれた社員に
感謝の気持ちを表しても罰はあたらないと思います
調停、きっと起こさないと思いますけど
この電話をかけたことで
自分の気持ちを分かってくれる人がいる
そういうことで、納得してしまうんでしょうね